水曜レディースデイ、夏休み、真っ昼間、92%子ども(残りは親)という満席の映画館で「崖の上のポニョ」を見て来ました。

前評判は賛否両論あったようですね。(批判したいだけの人が大半?)
私は「‥だって何かポニョが白目がちでかわいくないから‥」という理由で今まで見に行っていなかったのですが、友人である作家さんの「いや、ポニョはめちゃくちゃ可愛い。」という言葉でどうしても劇場で見たくなり鑑賞に至りました。

物語冒頭から「この時代にあって全て手描きのアニメーション!」と騒がれている絵柄のことばかりが気になって、10分ほどストーリーに集中出来ませんでした。先入観があるからか、トトロのアニメーションよりも違和感を覚えたんですよね。
 今覚えば、アニメーションの動きに違和感があったと言うよりも、街や背景に使われている浮いたような色使いが気になったのではないかと思います。今までのジブリ作品では森は森らしく木の匂いがするような色使いをイメージしていたのですが、今回はディズニーランドを彷彿とさせるような、パステル調の可愛らしい建物や生き物がたくさん登場しています。
 それはもう全力でファンタジーです。

驚いたのは、宗介(5歳の男の子)がポニョと初めて出会うシーン。
男の子はズボンの裾をまくって、靴を脱いで、チャプっと海へ踏み込むのですが、私の隣の席の小さい男の子が
「あっ!冷たいっ!」と叫びました。
「えっ!?」と思って画面を見直しました。ああ、たしかに冷たそう!
それまでストーリーばかり追っていて、宗介が半袖を着ていることにも気づいていなかったのですが、外はもう暑いけど水がとびきり冷たい、そういう微妙な季節(6月末ぐらいでしょうか)が舞台なのではないかと思いました。
 全編通して、宗介が触れる水はどれもひんやりして気持ち良さそうで、川底を踏んで歩く宗介の足が白くキラキラしています。お水に注目して見るとまた別の楽しさがあるかもしれませんね。
 3歳ぐらいの子どもに「お水が冷たい!」って叫ばせただけでも、このアニメは大成功なんじゃないか?

ストーリーは‥あまり詳しく書きませんが、ちょっと消化不良でした。
「なんでポニョはそんなに宗介のことが好きなの?」
「なんでポニョの両親は別居しているのか?」
「命の水って何?」
「なぜ宗介は両親を名前で呼ぶのか?」
など説明して欲しいことがたくさん出て来てしまって、モヤモヤしました。数えきれないサブストーリーの存在を感じます。
もしかして本当は3時間半ぐらいある映画を2時間にカットしたんじゃないのか?ディレクターズカット版が見たいわん‥なんて。

周りの子どもたちは、シーンごとにワアワア言って大喜びです。
見所と言われる大津波のシーン、私は宗介たちが波に飲まれてしまうのではないかとハラハラしていたのですが、子どもたちは大笑いするんですね。
「みんなこのシーンで笑えるんだ。すごいな〜。」

‥ああそうか、この映画の見方を間違っていたぞ。
「初めて行く公園で初めて会う誰かと友だちになって、明日も遊ぶ約束をして家に帰った」ようなあの頃の気持ちで見ると、何の疑問も湧くはずがないんですね。
会ったばかりでも好きな子は好きだと。
魔法が使える子もいるし、自分もいつか使えるかも!?

子どもに混じって鑑賞したおかげで、頭の中をリフレッシュ出来た2時間でした。
レイトショーで静かに見るのもいいけど、真っ昼間に大勢の子どもと見るのも面白いですよ。

声を大にして言いましょう。
ポニョはかわいいぞー!!!
そしてジブリ独特の(オームや顔なし、シシ神さまなど)おぞましさとギリギリな命の躍動感も健在です。

さあ来週は大人の世界R12指定「SEX AND THE CITY」を見に行くぞ。ワクワク。先行上映予約とれるかしらん。
ミランダー!キャリー!

画像は我が家のボニョ‥(散歩中木の葉にて顔面をわずかに負傷。完治間近です)。
ボニョ