さてバリ島滞在も最終日。
今日はバリ島初日に出会ったタクシードライバーの案内でバリをくまなく観光します。

朝10時に待ち合わせをしてタクシーへ。
まずはバリ島北部キンタマーニ高原へ向かいます。
この3日間、バリ島は雨期であるにもかかわらず晴天続きでとてもラッキーでしたが、そろそろ天気が怪しい。
雨が降らないうちにキンタマーニへ急げ!

これがキンタマーニ高原。
向こうに見えるのはバトゥール山。その下方にはバトゥール湖。
この辺りは昼間でも涼しい。バリ人からすると「寒い〜。」んだそうで、長袖を着ている人も見かけましたよ。
kinntama-ni


キンタマーニの景色を楽しみながらランチをとることに。
景色も料理も最高!
キンタマーニ4


キンタマーニ2


バリでは色の違うじゃがいもが6種類くらいあり、どれもおいしいそうですが、料理になっているとなんだかわからない。残念。
キンタマーニ3


バリ3日目にして初めての雨が!ああ。
キンタマーニ5


腹ごしらえの後はテガラランへ。
テガラランへの道すがらヒンドゥー寺院Gunung Kawi Sebatuへ。
どしゃぶりの中でゆっくり見られなかったのが残念だが、小さな寺院ながら立派な沐浴場と建物を持ち、緑がとても美しい。
晴れていれば村人たちが沐浴するところが見られたのかな?
人のいない寺院をカモたちがのんびり散歩していました。
ここでも腰紐をつけて入場します。あまりにも露出の多い服を来ている場合は身体を覆うための布が貸し出されるんですよ。
寺1


寺2


寺3

そして観光名所テガラランのライステラス。
ここで初めて物売りのこどもたちに出会う。
「ティダ トゥリマカシ!」(No Thank you.)覚えておいて損は無い。
3日前に田植えを終えたばかりだそうで、稲は小さい。バリでは年3回米を収穫するそう。
機械は入らないし、農作業は大変そうだなあ‥‥と思いながら眺めていましたが、日本に帰国してからベトナムのライステラスがやはり農作業が困難なため跡取りが育たず存亡の危機とのニュースを耳にしました。
おそらくバリでも同じような状況なのでは??
テガララン


テガララン付近には木工職人の村、ストロー細工職人の村、アクセサリー職人の村など小さな村がいくつもある。
細い田舎道の両側に小さな商店が並び、車内から見ているだけでも楽しい。
木彫のお店で出会ったオランくん。
こんちは!
木彫
このあと、私はコモドドラゴンの木彫、松ぼっくりの形のシルバーネックレス、バリ更紗のテーブルクロスなど買い物を楽しみ、すっかり荷物が増えてしまったのでした。買い物は旅の大きな楽しみのひとつですよね。

続いてコーヒー農場へ。
インドネシアは、ブラジル、コロンビアに次いで第3位の対日本コーヒー輸出国です。
最近は他の作物からコーヒーへ転作する農家も増えているのだそうで、栽培が容易なコーヒーに一度転作すると2度と他の物なんて作れないんだとか!?
「えーと。この葉っぱ。何だっけ?」
ガイド1

陽気なタクシードライバー(兼ガイド)Nyomanです。
Nyomanとは3番目の子どもに付ける名前だそうで「それは日本語ではサブロウ(三郎)だね。」と教えてあげると大変喜んでいました。
最近まで有名な世界一周観光船の船乗りだったそうで、インドはどうだとか、アフリカはこうだとか色々な話を。
日本語は出来ないのという彼ですが、日本の事も良く知っているよう。
N「スピッツって知ってる?好きなんだけど‥‥CDとか持って来てないの?残念」
私「なんの歌が好き?」
N「キミトデアッタ〜(中略)ソラモ〜トベル〜ハズゥ。」
あら、おみごと。イエーイ。
ガイド2


農場内では自家製コーヒーやジンジャーティ、ココアが無料で試飲し放題。
バリのコーヒーはペーパーフィルターを使わないのだそう。
お湯に粉を直接入れて、上澄みを飲むんですよ。
おー!!雑味が少なくてとても美味しい。
コーヒー農場1


あれ?これは?
タバコ

あっ!タバコか。自分で紙を巻いて吸うのか。私はスモーカーではないので、結構です。
でも味とかやっぱり違うのかしら。ちょっと気になる。

続いてどうしても大きなコモドドラゴンが見たいという私のために、Bali Reptile Parkへ。
入り口の橋が工事中で、濁流の上の仮設木製橋を渡る。怖いよー。
N「ここ飛び込んでよ。」
私「いやだ。ワニとかいるんじゃないの?」
N「バリはワニいないよ。」
動物園1


バードパークのとなりにあるこの施設。
爬虫類好きにはたまらない場所とのことですが、やっぱり凄かった。
ウォータードラゴンやイグアナ、アカアシガメたちは放し飼い。
亀


ドラゴン


いました!コモドドラゴン!世界最大のトカゲです。まさに恐竜そのもの。
2メートルと少しくらいかな。そんなに大きい方ではないけど、十分立派です。
雨でお客がほどんといなかったこともあり、お互いにじっと観察。
コモドドラゴン

ちなみにコモドドラゴンは放し飼いではありません。
想像していたよりも体色は複雑で興味深い。
コモド2


雨も上がり、天気もよくなってきたころ、ちょうど夕飯時に。
かねての希望どおりジンバランの海辺で夕食をとることに。
ジンバランの魚介屋台料理はとても有名。自分で選んだ魚を調理してもらってビーチのテーブルで食べるのです。
複雑な名前の黒い魚(焼いてスイートチリソース)とロブスター(蒸して魚醤)を選んでビーチへ。
ジンバラン


ジンバラン2


料理はおいしい。バリの料理はどこへ行ってもこのスイートチリ風味。
野菜の炒め物やライス、スープにフルーツもついて来ます。
ジンバラン3


日が暮れると雰囲気が変わります。
夜のビーチも素敵。
ジンバラン4


こうしてバリを満喫した我々はNyomanと別れを惜しみ、ホテルへ戻りました。
最終日のホテルチェックアウト時刻は6時。
帰ったのは8時。
飛行機はテンパザール深夜1時発。
ということで、ぎりぎりまで遊んだ罰として汗だくのドロドロのまま飛行機に乗って極寒の日本へ帰ったのでありました。
飛行機の中からの夜明け。美しい。
飛行機


日本を脱出して、違う環境で新しいものを見聞きする事。
それは私にとっては脳みその深呼吸。
これで今年1年自分から新たな物を発信出来るかな?

ああ、 楽しかった!